二十世紀に間に合った最後の切り札なんてもてはやされ、話題を独占した成分、レチノール。その前身、レチノーバは皮膚科がもともとニキビ治療に使っていたものだが、患者たちから、何だか小ジワが消えてきたといった報告が相次いだことから、小ジワ用の化粧品成分として新たに開発されることになったとも言われる、いわくつき。“皮膚科医が老化防止効果を初めて認めた化粧品成分”としても脚光を浴びることになる。レチノールブームが起きた翌年、早くも“第二次戦争”が始まりそうな勢いでレチノール新作がデビューしているが、ひとつの成分が同じテンションで二年連続騒がれるのも、異例のこと。成分としてタダならぬ存在であることを印象づけた。
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